世界でひとつだけの物語。?

麻呂  2009-12-18投稿
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クリスマスイブに彼と会う事を伝えると、


母は、いつもの様に私の心配をした。


彼とは、もう何度も会っているのに。


杖がないと外を歩けず、


家の中ですら、つまずいて歩く私が彼と会う時は、


いつも彼が私の住んでいる街まで来てくれた。


そんな誠実な彼の事を、母は良く思ってくれているはずなのに、


私は、まだ一度も母に彼を紹介した事は無かった。


別に、彼と私の心の絆を理解してもらえるかなんて、


そんな事を悩んでいるからじゃない。


私の心に余裕が無かったんだ。


一人になると決まって不安に支配される。


涙が止まらなくなる。


過呼吸で苦しくなる。


そんな私を、いつも彼が大きな心で包み込んでくれる。


今度、母にきちんと紹介したい。


大切なあなたと私の心の絆。





あなたが私の“勇気の杖”だから。



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