ソウルブレイド

カイル  2006-08-13投稿
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「裕太もなかなかやるじゃない…」
二人の闘いを見ていた楓がぽつりと呟いた。
「ってか、私を放置すんなぁ〜」
と楓の声が体育館に響き渡ったのは言うまでもない。
次の日はちょうど土曜日だった。なんと幸運!と銀が病院で叫んでいたのは言うまでもない。
「うぅ…」見上げた視界に空はなく、白い天井が見えた。
「気がついたみたいですね」
保健室のベットで横になっている裕太のそばに立っていたのは、担任でもある薄だった。
「せんせ?…あ!おれは!……楓!?うぐっ」
止まっていた思考回路が動き出したため、過敏に反応した体に痛みが走った。
「まぁ?落ち着いて…真剣を初めて使って、さらに力を開放して、銀君と互角だったなんて凄いですよ」
穏和な顔でにっこり笑う。「何がなんだかさっぱりで…ほとんど覚えてないし、最後にぶん殴ったのは覚えてますけど」
「最初はそんなものです。きっと力も開放できたのは、たまたま剣の波長に裕太君の想いが重なっただけ…」
ベットの横に置かれた剣を見る。
そして…「…先生…俺、剣…返します」

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