ピロリン♪
メール着信音が鳴る。
3件?
なんで同時にこんなに?
一件目 七海
二件目 佳奈先輩・・・。
三件目 晃輝先輩!?
楽しみ。恐怖。
全てが同時に入り混じる。
「やほ♪無事に帰れたかあ〜?
ってか、晃輝先輩にちゃんとメール送るんだぞ〜。
全て話して甘えろ☆」
七海は私の中の私と同じことを言う。
「さっきはなんで慌しくすぐ帰ったのかな〜?
どういう意味?」
佳奈先輩はメールでも恐怖が伝わってくる。
「こんちは!!練習の調子はどうだい?
なんかあったら、なんでも聞いてな☆
あ、佳奈になんか言われた?」
晃輝先輩はメールでも優しい。
ってか、なんか言われる以前になんかされましたから・・・。
七海には返事を返し、佳奈先輩はとりあえず無視。
晃輝先輩への返信をどうするか迷った。
全て話しなよ。頭の中でその言葉がリフレイン・・・。
「こんにちは。練習の調子はまあまあです。
先輩はどうですか?
あと、佳奈先輩について相談っていうか、
悩みがあるんですけど、いいですか?」
決意を決めた。送信ボタンを力強く押す。
即返信がきた。
「俺もまあまあだけど・・・。
佳奈となんかあった?
ってか、電話ば番号教えて。」
え・・・。電話番号って・・・どういうこと?
とりあえず、教えることにした。
「ありがとう!!
ちょっと待ってて。」
そんな晃輝先輩のメールのあと、
私の携帯に着信があった・・・。