「おい!あいつは誰だよ?」
ルカは黒い奴らを次々に倒す男を見てレンに尋ねた。
「後で話すわ。とにかく今は…」
レンは反撃しながら答え、リキ達も戦闘に加わった。
「あの男の顔…どこかで…?」
リキは男を見て呟いた。
そのとき黒い奴の一人がレオナルドに切りかかった。
「レオナルド!!」
彼は攻撃を避けたが帽子は攻撃を受け彼の頭を離れ宙に浮いた。
「なっ…!!?…あれは…!?」
リキ達は帽子が脱げ現れた彼の髪を見て驚いた。
「あーあ。せっかくちょっとかっこいいから船長の帽子、もらったのにボロボロになっちまった。」
レオナルドは帽子を残念そうに放りなげ黒い奴の最後の一人を倒した。
「あいつ…間違いない…!
あの赤い髪…
…リタ・ロネー…!」
「やっと全部終わったな。
怪我ねえか?レンニュー。
それから…あんた達は?」
「…お前だな、
リタ・ロネーってのは」
「……!」
リキの言葉に彼の目が大きく見開かれた。
「そうだな?」
「ああ…そうさ」
「え…レオナルドじゃ…」
「なんだよ、マジで騙されてたの?
あんなの偽名だよ」
「なっ…騙したのね?!」
「あんたも一緒だろ?
レンニュー??」