ソウルブレイド

カイル  2006-08-13投稿
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「やめろ!!」三撃目を振り下ろそうとしていた男の前に立ち塞がる。
「なんだテメェは!ブレイダー同士の戦いにてぇだすんじゃえ」
凄まじい剣幕に押されそうになりながらも口を開いた。
「も、もう勝負は、つ着いたじゃないか」
震える声で何とか言う。
「うるせぇな!そいつがよえぇから死ぬだけだろ!ドケガキ!テメェも貫くぞ…」
分身の槍が裕太の背中にぴたりと当たる。
「……嫌だ!どかない!俺がどいて、彼が死ぬなら、俺が死んで彼は殺させない!」
「ふふふ…はははは…馬鹿かテメェは!テメェも殺して猿も殺すに決まってんだろ!」
ギリッと歯を食いしばる。さっきの怯えはすっかり消えて、裕太は男を睨んでいた。
「さぁ〜て…二人仲良く成仏しろや!」
「であぁぁぁ!」
裕太の気合い一閃!突き出した男の槍は空を切り、愕然とする男の後ろで、裕太は刀を鞘から抜いた。

「お前は殺さない…生きて…少年に謝らせる!」
カチャリと刀を握りしめる。
額に汗を垂らしながらも、男は言った。「ナメんな!」
男の繰り出した一撃から、戦いは始まった。



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