さらばクリスマス〜空からサタンが降ってくる〜 1

烏丸マラカス  2009-12-20投稿
閲覧数[523] 良い投票[0] 悪い投票[0]

「来るな、来るな、来るな、来るな、来るなー!」

「来るのは、まだ早いっー!」


「頼むから、あともうちょっと待ってくれっ!」

「ほら、炬燵でみかん食ってていいからっ!」

「だから、あと一週間ほど待ってくれー!」

「クリスマス!」



そう、それはそれ自体がサンタからの贈り物。雪によって装飾された街を行くカップルたちは、映画のワンシーンかと思えるほどロマンチックな世界をそれぞれ作り上げている。


しかし、人によってはそれはサタンからの贈り物。雪の降る街は、俺の気分とキレイに白と黒のコントラストを作り上げている。もはやブラッククリスマスである。

彼女いない歴=19年(即ち俺の年齢)である俺にとってクリスマスとは国を挙げての、いや、全世界を挙げてでのイジメ以外の何物でもなかった。



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 烏丸マラカス 」さんの小説

もっと見る

恋愛の新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ