聖「どんな練習したらそんなどろんこになるんや?」
民宿に戻りながら聖二が呆れたように言った。
慶光「ごめんなさい」
くすくす笑いながら2人は謝った。
聖「翼と波音ならわかるけど、なんでお前らが…」
秋「もうええやん。とにかく夕飯やからはよ戻んで!」
不機嫌そうに言うと秋奈は皆をおいて早歩きで行ってしまった。
波「わかりやすっ」
猛「えっ?」
聖「なんであいつ怒ってんの?」
拓「はあ〜…」
翼「もう慶太!最近お前ずるいっ!俺もみっきーと遊びたかった!!」
美「あんたは一人でやっとけ」
――夕飯後、男子風呂
翼「よっしゃ、風呂やあー!!」
聖「なんで5人で一緒に入らなあかんねん。」
猛「まあええやん。人数多い方が楽しそうやし」
翼「そういえば、夕飯はあいつらおらんかったなあ」
聖「ああ、“フェザー”?」
拓「あいつらは別の練習場所借りてるらしいからな。
まだ帰ってないんやろ」
翼猛「なんで!?」
拓「あの志穂って金持ちのおかげらしいで」
翼「何や、それー!!」
猛「ずるいー!」
聖「俺らは体育館で十分やろ!」
慶「…」
拓「慶ちゃん、さっきから何見てんの?」
慶「カエル。」