大きな世界で小さな夢を見つけた
小さな僕は大きな夢を見つけた
夢はいつしか現実に変わって
いくつもの敗北を味わった
これまで生きて言葉を覚えてきた
背も幾分高くなった
そうやって沢山の事が見えて来て
そして何もわからなくなった…
不意に目を閉じたら見えてきたものがあって…
いつも以上に世界が広く見えたんだ
そして目を開くと…
果てしない世界
世界は僕を置いて廻る
意味のないような
日常を乗せて
僕は笑われたくないから今日も先を急ぐだけ
世界は僕を置いて廻る
何気ない表情で
いつものように…
朝が来て今日が始まった
始まりを待つ世界と
昨日のままの部屋の中
ドアを開けば日常が廻る
重いドアノブの向こう側の世界
目眩がするような現実
僕はゆっくりと歩きだした