冷たい風が
頬をかすめて
過ぎ去る、君のように。
愛してた、なんて
こんなときに、言わないで。
振り向きたくない
あたしの気持ちを
痛いくらいに
分かってよ。
懐かしく思うのは
君の胸の中で
君の背中じゃないのに
あたしは 今
君の背中しか見えない
愛してる、そう言ったのは
誰でもない、君なのに
君の何を信じてたか
わかんなくなるほどの
空白を 君が埋めないで
誰が埋めてくれるの
泣きたいほど
わかってる。
あたしは まだ
君を愛してるのに
君は、あたしを
振り向かせるのに
君は、振り返っては
くれないんだね
愛してた。
そんな悲しい恋が
あたしを 無くしてく。