私は、話もまともにしたことないあんたの事が気になってた。
座席はあんたの後ろで、声を掛けようと思えばすぐにでも掛けれた。
でも、なんでだか私は足がすくんでた。
この先にある感情が、
普通じゃないんじゃないかって…。
そんな気がしてた…。
逆にわざとあんたを避けるようになってた。
関わったら…もう後戻りができない気がして…。
「動かないで」
体育祭の障害物競走。
私はきっと一生忘れないと思う。
あの時から、私のすべては変わった。
あゆ。
あんたのせいで。
続く