「あとは蓮だけか。」光輝君がボソッと呟いた。
みんなから笑顔が消えた。
志守希ちゃんは何か言おうか言わないか迷っていたが、言おうと決心して口を開いたその時!
「サンダーキャノン!」雷の球が激しくきた。
「景梨危ない!」
私は目をつぶり諦めた。
ゆっくり目をひらくと
「翔太君。」なんと翔太君が目の前に立っていて、すでに雷は消えていた。
「大丈夫か?」翔太君は笑顔で言った。
「うん、ありがとう。」私は胸がなぜか締め付けられる気持ちになった。
「そこにいるのは蓮なんだろう?」翔太君が静かに言った。
すっと男の子みたいなのが出てきた。
「よくわかったね。でも君たちには用はない。用があるのはそこにいる光の戦士だけ。」と言った瞬間凄いスピードで来て口に何かあてられ、
「眠気が」私は倒れた。寸前に蓮という子が抱き抱えて素早く逃げた。
「お姫様は頂いていくよ♪」
「待って!!」翔太君は叫んだ。