朝・・・・
守は考えていた・・・・
まず一つは拒否権があるといったにも関わらず、有無もいう暇もなく場を去っていったこと。
あまり出たくなかったなと思いつつ、仕方ないと妥協した
二つ目・・・・昨日は23日だったにもかかわらず、何故今日も23日だということだ。
二話 愛に飢えている少女と斧
守は朝食を終えるとコタツに潜り込み、手足を温めると同時に再び考え事をしていた。
どうやら日にちがだけがサイクルしているだけで、あとは至ってふつうの生活のようだ。
つまり、12月23日に閉じこめられた。
親はその事を知らない。いや、親だけじゃない・・・・世界中皆がその事に気づいていないだろう・・・・
考え続けていると頭が痛くなってきたので考えるのを辞め、外にぶらりと散歩に出掛けた
外の様子が気になるのだろう。
テクテクと歩いている途中公園に差し掛かった。
そこのベンチに1人の少女が座っていた。
とても髪が長く、スタイルも良いのが印象的だった。
守は少し見とれていたのを少女は気付き、微笑みながら会釈をすると守は恥ずかしながらも会釈をした。
守は照れながら走り去っていった。
すると
少女は・・・・
不気味に・・・・
ニヤリと笑い・・・・
言葉を囁く・・・・
「見・・・つ・・・け・・・た・・・」
Bに続く