「じゃあこの問題を…………風見君」
「はい、6X+7Yの二乗です……」
「正解だ」
ったく、こんな簡単な問題で俺に指図すんなよな
昨日はバカなガキに突っ掛かられるしよ…………
「本当………この町最悪」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「………ん?」
昨日のガキか…………
「よぉ、確か………淳だっけ?」
「あ、どうも風見さん」
「何やってんだ?」
「あ、女捜し………です」
淳は恥ずかしそうに頭をかく……………
「そうか……。まぁ頑張れや」
「はい、どうも」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
あ〜、びっくりした、まさか風見さんに出会うとは………………
「っと、ねぇ君?」
「わ、私ですか?」
「うん………。実はさ、人によく惚れっぽいって言われるんだけど…………君のことが…………」
その後も様々な文句を並べるとついに………
「私も……貴方のこと好きになったみたいです」
へへ、楽勝♪
「良かったら……私の家来ます?」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
『ゴメンね。私の彼氏だから。お願い』
「え?うん。分かった」
ガチャンッ
「まぁ……姉貴の連れなら仕方ないか」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「風見…………?」
「うん。弟と二人で暮らしてるの」
「あ、そう………なんだ」
「ただいまー」
「お、お邪魔します…………」
「お帰り姉貴。いらっしゃ……………」
「こ、こんばんは風見君」
「淳…………」
続く