†神罰

 2009-12-30投稿
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常識に染まりすぎて
いつしか失した大切なモノ
「豊かな頭」は見る影もなく
寂れた大地に変わり果てた

欲しいモノは受け入れ
要らないモノは捨てる
そんな簡単なことに
躊躇する己を裁け

苦しんだ... 自分は無駄ではないけれど
少しだけ「普通」に憧れていたんだ
気付いたなら せめて手向けの餞を
昨日までの僕は死んだ

産まれ落ちた日 断罪の日
苦しみの中で笑えと 神が言う
前世の罪 来世の罰 共に生きろと心が歌う

生きろ 生きろ 生きろ!!
そうさ 恥を背負い 歩き続けろ

悩む暇も与えはしない
己が道を義足で歩け
悲しみは全て音符に載せて
しゃがれた声で吐き出してやる

哀しいんだ... 染まれきれない斑模様
やっと気付いた「誰かと同じ」は負け犬だから
ありったけの悲痛を込めて 掻き鳴らすメロディー
さぁ オマエにも教えてあげる 死神の詩を

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