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ここは暗闇の中。この闇の中で誰かと誰かが話している。
「現在のVK第二支部の状況を聞こうか。」
「第二支部は大した事は無いわ。あそこなら私一人でも潰せるわ。」
二人の男と女が話しているのだろうか。
「そうか。今こちちの戦力はそう多くはないし、奴らもそう弱くはない。下手に戦えばこちらが殺られるだけだ。」
「そうだわ。第二支部で取ってきた物があるの。」
そう言うと女は一枚の紙を男に差し出した。
「これは?」
「第二支部の人名リストよ。名前、スキル名まで載ってあるわね。」
「流石だな。サン。次は本部の情報収集をしてくれ。新しく引き込まれた奴らも気になるしな。」
「分かったわ。」
女はバチッと音を立てて姿を消した。
「こんな腐った世界は俺が壊して白紙にしてやる。そして何も汚れの無い世界を創る。我々は世界を救うのだ!!」
男は不適な笑みを浮かべ笑った。
・ ・ ・
「コラー!坊主もっと集中せんか!」
「はい!」
俊はあまり進歩してなかった。