air 24

182  2006-08-14投稿
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「くっ…このままじゃきりがない…」  レックスは息を切らしながら言った。  「さっさと片づけちゃってぇ〜」  男は陽気な声で言うとヘラヘラとし始めた。  4人はどんどん追いつめられていく。  兵士の1人がフィーに切りかかろうとした。  「フィー!!」レックスが叫んだ。 それと同時にフィーに切りかかろうとした兵士が吹き飛ばされた。  「あんたらも大変だなぁ」  突然2人の男が現れた。  2人は2丁の銃を両手に携えている。1人は短めの金髪、もう1人は銀髪で顔の右半分には入れ墨をしている。  「こんなところでお目にかかれるとは…私はネスタです。ガンズ&ローゼス。」  背の低い男(ネスタ)が言った。  「もしかして俺ら有名人?まぁ、そんなのどうでもいいけど。この4人さらってくぞ。ゼス、レシオンを呼んでくれ。」  金髪の男(ロー)は銀髪の男(ゼス)にそう言うと2丁の銃を構えた。  「盗賊ふぜいが調子にのるな!!てめぇらさっさとあいつらをぶち殺せ!」  さっきの陽気なネスタと違い、性格が変わったかのように目を見開き声を荒げた。  兵士が次々と襲ってくる。だがローとゼスの攻撃に手も足も出せず吹き飛ばされている。  そのときローとゼスの飛空艇がおりてきた。  「ロー!4人を飛空艇に乗せるぞ!」  ゼスがそう言うとローは飛空艇のとなりにきてレックス達を呼んだ。  「おい!飛空艇に乗れ!さっさとしないと殺されるぞ!」  レックス達は突然のことでずっと呆然と立っていた。レックス達は急いで飛空艇に乗り込んだ。  「ゼス!逃げるぞ!」  ローが言うとゼスは飛空艇に向かって走り出した。  「逃がすか!盗賊!」  突然ネスタがゼスに襲いかかってきた。  「飛空艇を動かせ!」  ゼスが叫ぶとローはうなずき飛空艇に乗り込んだ。  ネスタは大きな爪のような武器でゼスに攻撃をしかけてくる。  「ゼス!」ローが叫んだ。ゼスはそれに気づきネスタの爪を弾き返し、銃で体を撃ち抜いた。  ネスタは吹き飛ばされ、なんとか体勢を立て直したがよろよろとしている。  その間にゼスは飛空艇に飛び乗り空高く上昇した。  「があぁーーーー!!!!!!」  ネスタの叫び声が虚しく空に響いた。

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