LastLetter〜私からあなたへ、真実〜 第一話『変頭痛』

もっちゃん  2010-01-03投稿
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健吾 今? 何してるの。
健吾に逢いたいよ。

でも……。

もう あなたに逢えない。

こんな 私を見せたくない。

私の病気の事あなたに、さらけ出していたら賢吾の近くにいれたかな?

でも…。

あなたの事「愛してる」から言えなかった…。

病に落ちて行く私を見せれなかった。そんな 私を「許してね」。

だから 私なりの形で真実伝えるね。

「LastLetter」として。





あなたに、出逢った春にね。……


「トントン」『こないだ着てた服貸してくれない?』と妹の絵里菜が扉を開け入ってきた。

私は、数日前から身体の調子が、悪く横になっていた。

『いいよ』と言い身体をお越しクローゼットに向かい扉を開けようとした時だった……。

私は、頭痛に襲われ床に崩れてしまった。

『絵里菜』大丈夫?

『大丈夫 大丈夫 ちょっと頭痛がね……。
生理時に良く変頭痛があるから。』と妹の肩を借りてベッドまで運んでもらった。


『この服借りて行くね。それと、生理から来る頭痛でも 一度病院で診察してもらったら』と妹が、言い残し部屋を出て行った。

その時の私は妹の言葉の事を重く考えていなかった。


数日が、過ぎて。


変頭痛も治まっていた。
春の朝の事だった。

「ピ っ ピー」と目覚ましが鳴る。

私は、目覚ましを止めベッドから立ち上がった時だった……。


私の意志とは、違い足に力が入らなくなり…。

私は、床に崩れ落ちた。
私は急な事に動揺し『お母さん』と大きな声で叫んだ!!

直ぐに妹と母に部屋に入ってきた。

二人は、私を見て『どうしたの?』慌てて 駆け寄った。

『足に力が入らないの?』母も妹もその言葉聞くと二人も動揺隠せなかった。

『おい!どうした?』異常な事を察知し父も駆け付けた。

母が『絵里菜が足に力が入らないみたいなの』

『わかった 直ぐに 病院に行くど』と父が言った。

私は 妹と父に抱えら車に乗せられ 父の運転で病院に向かった。


これが 私と貴方の出会いの一歩だった。


つづく



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