健吾 今? 何してるの。
健吾に逢いたいよ。
でも……。
もう あなたに逢えない。
こんな 私を見せたくない。
私の病気の事あなたに、さらけ出していたら賢吾の近くにいれたかな?
でも…。
あなたの事「愛してる」から言えなかった…。
病に落ちて行く私を見せれなかった。そんな 私を「許してね」。
だから 私なりの形で真実伝えるね。
「LastLetter」として。
あなたに、出逢った春にね。……
「トントン」『こないだ着てた服貸してくれない?』と妹の絵里菜が扉を開け入ってきた。
私は、数日前から身体の調子が、悪く横になっていた。
『いいよ』と言い身体をお越しクローゼットに向かい扉を開けようとした時だった……。
私は、頭痛に襲われ床に崩れてしまった。
『絵里菜』大丈夫?
『大丈夫 大丈夫 ちょっと頭痛がね……。
生理時に良く変頭痛があるから。』と妹の肩を借りてベッドまで運んでもらった。
『この服借りて行くね。それと、生理から来る頭痛でも 一度病院で診察してもらったら』と妹が、言い残し部屋を出て行った。
その時の私は妹の言葉の事を重く考えていなかった。
数日が、過ぎて。
変頭痛も治まっていた。
春の朝の事だった。
「ピ っ ピー」と目覚ましが鳴る。
私は、目覚ましを止めベッドから立ち上がった時だった……。
私の意志とは、違い足に力が入らなくなり…。
私は、床に崩れ落ちた。
私は急な事に動揺し『お母さん』と大きな声で叫んだ!!
直ぐに妹と母に部屋に入ってきた。
二人は、私を見て『どうしたの?』慌てて 駆け寄った。
『足に力が入らないの?』母も妹もその言葉聞くと二人も動揺隠せなかった。
『おい!どうした?』異常な事を察知し父も駆け付けた。
母が『絵里菜が足に力が入らないみたいなの』
『わかった 直ぐに 病院に行くど』と父が言った。
私は 妹と父に抱えら車に乗せられ 父の運転で病院に向かった。
これが 私と貴方の出会いの一歩だった。
つづく