病院に着き。
『絵里菜 父さんとりあえず病院の人に、事情を説明してくるから 車で待っているんだよ。
具合は、どうだ?
痛い所とか? 気分が、悪いとか無いか?』
『大丈夫 気分とか 痛い所とかは、大丈夫。
気持ちが少し落ち着いたら足も少し 力が入るようになったよ。
「ほら?」 』
そんな 私を 見た父もホッとしたのか? 少し笑顔で、 『解った』とりあえず待ってなさいと、車から降りて病院の中に入っていった。
「数分後」。
父と看護師さんが、病院から出てきた。
車のドアを開け『絵里菜 これに乗れるかと?』と父が車椅子を指差した。
私は 少しフラツキながら 自力で車椅子に座り父に押され病院内に向かった。
私は、父の希望もあり身体の全てを診察をしてもらう事になった。
そして、私とあなたにとって欠かさない二人の先生と出逢う事になる。
『宮下さん お入り下さい』と案内された。
その時の私は 時間の経過により 自力で歩けるようになっていた。
診察室に入ると そこには、優しそうな先生が座っていた。
「そう あなたの担当医師の山口先生との出会いだった」。
『そこに 座ってください』
私は、先生の横の丸椅子に座った。
先生が、『今は、足に力が入って歩けるみたいだね。
とりあえず 心電図撮って エコーから 全て診察しますね。』と言い看護師さんに別室に案内され心臓の一通り診察を受けた。
元の診察室に戻り『結果は今見る限り心臓には、異常は無いよ。』と先生から伝えられた。
私は、ホッとした気分だった。
『ありがとうございました』と一礼をして診察室を出た。
私は、直ぐに脳外科の方の待合室に向かいソファーに座った。
『絵里菜』と父が冷たいジュースを届けてくれた。
父も横に座り『結果は?』と心配そうな顔して聞いてきたので、 『心臓は、大丈夫血液とオシッコの検査は後日じゃないと 解らないみたい。』と冗談ぽく笑顔で、両手をピースして答えた。
『心配させるなよ〜 父さん 十年 寿命が縮んだよ』と父が言った。
『宮下さんお入り下さい』と看護師さんに案内され診察室に向かった。
つづく