碧 6

 2010-01-03投稿
閲覧数[275] 良い投票[0] 悪い投票[0]

「いったぁ…」
「すいません!大丈夫ですか?」

しりもちをついて座り込んでいたら上から声が聞こえてきた。
きっとぶつかった人だろうと思いながら、顔を上げる。

「……」
「?」

…かっこいい…。

見上げた先には、鼻筋が通っていて目がきれいで、とにかくカッコいい、俗に言う"イケメン"が立っていた。

「あ、の?」

あたしがボーッとしてるからちょっと間抜けな顔になる。

…って!じゃなくて!

「あ、すいません!!」

我に返って慌てて立ち上がる。

「ふ…」

あ、笑った。

「大丈夫ですか?思い切りしりもちつきましたよね?」
「あ、大丈夫です!」

彼氏がいながら他人の男の人の笑顔を不謹慎ながらに可愛いと思ってしまうあたし。

「これ、あなたのですよね?」

男の人に何かを手渡される。

「あ!」

それはさっき買った彼氏へのプレゼント。

「ありがとうございます!」

勢い良く頭を下げる。
そして顔を上げる。

また笑ってる…。

「じゃあ俺急いでるんで」

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 瞳 」さんの小説

もっと見る

恋愛の新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ