「かっこ良かったなあ…」
その日の夜ベッドの上でまたもや不謹慎な事を考えてるあたし。
カッコいいんだけどなんか独自の優しい空気があって"ふわーん"って感じ。
「あの人にbear似合うな…」
そんな独り言を呟きながら、あたしは深い眠りに落ちていった。
―お母さん?
呼び掛けても愛しい人は振り向いてくれない。
―あたしはここにいるよ…
すぐそばにいるのに気付かない。
あたしに気付かないままその人は知らない人と仲良くあたしから離れていった。