「ねぇななちゃん?」
「ん?」
あたしは意を決して
ななちゃんに聞いた。
「あたしってさ-...
そんなに分かりやすい?」
「ん-...めっちゃ。笑」
やっぱり。
美帆と柚果も
言ってたもんね。
「そ-なのかあ-
あたし友達にも
言われちゃったよ-
<そりゃ-恋だね>
って。」
何か展開が
早すぎる。
「そっか-いつから
好きなの-?」
「ん-よく分かんない
でも意識し始めたのは
今日...かな」
あ.確かに。
あたしっていつから
好きなんだろ?
これ分かんないって
大分鈍感じゃない!?
「ん-まあ鈍感なのも
美紗季のいいとこだし!
頑張ってね!
あたし応援してるから♪」
鈍感でもいいのか。笑
「ありがと-///
あたし頑張るよ!!」
ガチャン
ななちゃんに
背中を押して
もらったあたしは
部屋を出た。
トントントントントン
タイミングよく
翔が降りてきた。
「あれ?ど-した?」
「いや-ななちゃんと
話終わったから...」
「あ-そうなんだ。
じゃあ俺の部屋来る?」
うは-///
久しぶりだな-
翔の部屋♪
「うん!行く-!」
トントントントントン
あたしは翔の後ろに
くっついて
翔の部屋に向かった。
ガチャ
「あ-久しぶり-。笑
意外と綺麗じゃん!」
「だろ-♪
お前がいつ来ても
いいようにしといたぜ!」
え.まぢ?///
「またまた-?笑」
「ほんとだって!」
「まったく
嘘つかないでよね!!!」
あたしは翔から
目をそらした。
ど-して翔は
期待させるような事
ばかり言うんだろ。
モヤモヤした気持ちが
あたしを後退りさせた。
ガツン
「え?」
なんと、あたしは
床に置いてあった
ゴミ箱につまづいた。
「あっ」
翔のほうに
倒れたあたし。
気が付けば
翔と2人で
ベッドに倒れていた。
「...あっ///
翔ごめんっ///」
「いやっ///
全然大丈夫///」
翔に乗ってたあたし。
すぐにどけなきゃ///