目には見えないボンヤリとした自分の心を映し出す小さな丸い手鏡は、きっと朧げな満月なのだろう。 それはいつの間にか空に浮かんでいて、僕らはそれを見て感傷に浸る。 それは常に頭上に存在する訳ではない。 でもそれで丁度いいのだ。 常に鏡を見ていては、当分、前には進めそうにないだろう。 だから、たまにやって来る、霞んだ満月の夜に、ふと空を見上げてみよう…
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