幼なじみ 第10話

ち⌒い  2010-01-05投稿
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あたしがどけようとした
その時...

ぐいっ。ぎゅっ。

翔に腕を掴まれて
抱きしめられた。

「え.えっ?翔っ?///」

「俺、好きな人がいるって言っただろ?」

「ぅ.うん」

「あれさ-
もう分かってるかも
しんないけど...

美紗季...お前だよ。

俺お前が好きなんだ。」

「...え?」

「お前に好きな奴が
いない事は知ってる。
でも俺...ど-しても
気持ちが止められなくて」
「翔...」

「お前の事考えると
胸がほんとに苦しくて」

「・・・」

「ははっ...悪りぃ。
急に抱きしめたりして。
迷惑だよな...」

翔があたしを好き???

信じられない。

これは夢なのかな???

むぎゅ

ほっぺ痛いよ...

これはほんとなんだ。

嘘じゃないよね?

こ-なったら
あたしも気持ちを
伝えるしかないよね?

あたしは勇気を
振り絞って
口を開いた。

「あのね翔。
あたしまだ翔に
言ってない事があるんだ」
「え?」

「あたしほんとは
好きな人いるの。
でもね、その人に
好きな人がいるって
分かっちゃって...
あたしが好きだと
彼にとっては迷惑だから
あたしは陰ながらも
その恋を応援する事に
決めたんだ。
それが彼にとって
1番だ-って。
だけどね、今は違うの。
あたしが彼を
幸せにしたい!!!
いや.絶対に
幸せにしてみせる///」

勇気がなかった自分
ばいばい!!!

「あたしの好きな人は
あなたです///翔。」

そう言い終えた瞬間
今度はあたしが
翔を抱きしめた。

絶対離れないよ-に
きつくきつく。

翔もあたしの言葉を
しっかり受け取るように
きつくきつく
抱きしめてくれた。

しばらくしてから
ふと我に帰って
抱きしめていた手を
パッと離した。

お互いに顔を見合わせて
2人で顔を赤める。

「「////」」

沈黙が続くなか、
先に口を開いたのは
翔だった。

「な-?」

「ん-?」

「俺ら両思いなんだな///」
「う.うん///」

「俺誓うよ。
お前を幸せにする」



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