運命への道〜2street〜

長沢蘭  2010-01-06投稿
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翌朝、奈緒美はまた同じ1日が始まるのかと憂うつになった。今日は夜も仕事で強制同伴日なのに予定がなく逃げ出したい気分だ。
バイトを終えお店に出勤するとママが私に悪いけど今日はルシアへ応援に行ってくれる?と言った。ルシアとは姉妹店のキャバクラであり若い娘たちがお客争奪戦を繰り広げられ奈緒美は苦手だった。私がですか?人が足りないらしいの、他の娘は同伴だし、よろしく!いやなら同伴してちょうだい!またイヤミを言われてしまった?
しぶしぶルシアへ行くと既に何人かお客が来ており私は業界人っぽい3人組の席に着いた。そこへ1人遅れて入ってきた男性がこっちに向かってきた。どうやらここの席らしい。不思議なオーラを放つ男は私の前に座り浅井聡と名乗った。
物静かな浅井は見た目とは合わないハスキーな声で自分はこうゆう店は苦手なんです!恐らく20代後半と思われる浅井は私に話しはじめた。
連れて来られた感じね?
はい、でも取材がてら来てみるのも良いかと思って。取材!記者には見えないけど…?
ちょっと違うけど、まぁそんなところです、あの今度、取材させてもらえませんか?奈緒美は浅井の深い瞳につい、良いよと答えていた

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