運命の犬

森川 恵美  2010-01-06投稿
閲覧数[493] 良い投票[0] 悪い投票[0]

優しい風が吹いた。
なんだか少しくすぐったい。
後ろを見ると隼人が座っている。
隣には、犬が。
「その犬、どうしたの?」
桜(さくら)が聞くと隼人は優しい笑みを浮かべた。
「カリン、カリンだよ。」
隼人はマルチーズのカリンを抱きながら言った。
「そろそろいかなきゃ…、大好きだよ、桜…。」
隼人は桜の髪を優しく撫でるとカリンを抱きながら、行ってしまった。
桜は少し嫌な予感がした。
大丈夫、と桜は自分に言い聞かせた。



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 森川 恵美 」さんの小説

もっと見る

恋愛の新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ