MUSIC 4話

L  2006-08-15投稿
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三人はその後もTSUTAYAで立ち読みをしていた。「ヨシダさんかぁ。下の名前なんとかしてわかんねぇかなぁ?」ヒロノブが呟く。「思い切って告れば?」ミツオが笑いながら言う。「どうでもいいけど帰ろうぜ。」ユウタが呆れたようにいう。「そだな、帰るかぁ。」とヒロノブ。それを聞いたユウタは小さくガッツポーズをした。「しかし、結構美人な人だったなぁ。」先頭を後ろ向きに歩きながらミツオが言う。「だろだろ!つか後ろ向きながら歩くなよ。アブねぇ。」とヒロノブが言う。大丈夫だってとミツオがいいかけた瞬間、ミツオは人にブツカッた。ミツオは派手に転び、ぶつかった相手も小さくキャッと叫び、倒れてしまった。転んだ勢いでミツオの鞄の中から今日、カオリに研磨してもらうつもりでもってきたCDが教科書などと一緒に飛び出てしまった。ぶつかった相手の女子高生は丁寧にも飛び出たものを拾ってくれた。女子高生は制服で髪はあかるめの茶でショート、ピアスが片耳に4個ちかくついていた。化粧はロックみたいな感じで泣きボクロがキュートだった。一番特徴的なのは首筋に花みたいなタトゥーがはいっていたことだった。その子はCDをみて「Pistolsかぁ。イイ趣味してんね。」と言い、拾ったものを渡し店内に入っていった。ミツオはずっとその子にみとれていた。「だからアブねぇつったのに。」ヒロノブが笑いながら言う。「今の人スゲェキレイだったなぁ。」ミツオが言う。それを聞いて「そうかぁ?ヨシダちゃんのが二倍はかわいい。」とヒロノブが主張する。「あ、お礼言い忘れてた。」歩き始めながら言う。「まぁ、イインジャネ?拾ってもらっただけだし。」と無関心そうにユウタが言う。「まぁ、そうだけどな。」とミツオがいい、それから三人は再びくだらない話をはじめた。

PM7:18。ミツオは原musicに来ていた。勿論CDを研磨してもらうためである。「うわ〜、コリャ派手に傷付いてんねぇ。」とカオリ。「買った時からついてたんだよ。」と弁解するようにミツオが言う。「詐欺じゃない?それって。」研磨しつつカオリが言う。「まぁ、やすかっからいいんだけどね。そういえば今日さぁ・・・・・〜」ミツオは今日起こった事をレジ近くにあった椅子に座りながら説明した。カオリも研磨しつつ聞く。「・・・・・んで、その子がまじキレイだったんだよ。」その子の説明をきいたカオリは言った。「その子知ってるかも。」 〜続く〜



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