猛「あ゙あぁー眠たいぃ」
光「昨日遅くまで起きとったしな」
体育館の外からはすでに他のメンバーの音が聞こえてくる。
体育館にはまだだらだらとベースを出している猛や光希、必死にドラムを反復練習している慶太郎の3人だけだ。
猛「なんか…えらい気合い入っとんなあ…慶太」
光「…そうやな」
カランッ!
猛光「!?」
慶太郎が突然スティックをその場へ放り投げた。
猛「…慶太…?」
慶「………外」
光「…?」
慶「…外行ってくる」
慶太はスティックを拾いあげスネア抱えて出て行った
光「……どうしたんやろ」
猛「心配?」
光「え…?」
猛「みっきーはいっつも慶太の心配しとるもんなあ」
光「……」
猛「好きなんやなあ」
光「…うちって…そんなにわかりやすい…?」
猛「そんなことないけどね、俺らいつも一緒におるし、友達やもん。それくらいのこと、気づくよ」
光「……」
猛「だから…隠し事されたら俺寂しいな」
光「隠し事?」
猛「俺はみっきーの味方やから!!俺…頼りにはならんけど…でも、みっきーの恋、応援するからな!!!慶太の親友としても!だから何でも話してな!!」
光「あ…あぁ、ありがと…(汗)」