朝の匂い 小鳥の合唱 路地裏のゴミを漁る犬猫 教会の扉の向こうで 一晩中傷を舐め合った男女 それをただ見つめていた十字架 ステンドグラスから 朝日が差し込んで 生まれたばかりの日だまりに 溶け込む二人 愛撫し合って 凍てついた皮膚感覚を取り戻すと 光の粒子が視界に広がって どこからか聞こえる賛美歌が 天国への扉を開く
新着小説100作品 恋愛ミステリSFファンタジーホラーエッセイ日記ノンジャンル公募投稿作品アドベンチャー詩・短歌・俳句スポーツコメディ学園物その他管理人用