1971年9月、まだ残暑厳しい時に東京都田無市に、その男は、うまれた。名前は、遠山三郎。
その人生はまだまだ続くであろう、波乱な人生を今も尚生き抜いている現在進行形の話しである。
三郎の今の人生を語る上で幼少の時から話をしよう。三郎の家族は、両親と一番上に7つ上の兄と3つ上の姉の3人兄弟だ。
三郎の両親は、いつも夫婦喧嘩ばかりしていてと言うか父親がアルコール依存で、いつも母親を何かにつけて殴り子供に恐怖を与えていた。三郎が、物心が着いた時から、そんな状態が毎日毎日、続いていた。
母親は、幼い子供達の為に毎日パートに出て、家計をやりくりしていたが父親は、仕事だけははしていたが、給料は家に入れなくなり酒、博打、女と金をつぎ込んでいた。
毎日毎日、食べるのがやっとの日々が続いていた。
三郎が小学2年の時から一段と父親が母親に対しての暴力が酷くなり、ついにはバットで母親を殴りだし、母親は頭に大怪我を追ってしまい、ついにはノイローゼになり、自分の子供達の事まで何日も解らなくなり最悪の状態だった。三郎が、そんな家庭環境で最初に犯罪を犯してしまったのが小学1年生の時だった。