翼「伸昭ぃ〜?」
猛「ほら、あの…あっちのバンドの」
翼「わかった!あの長髪軽男か!!」
聖「何やねん、それ」
秋「で、それが何なん?」
猛「昨日の夜、美弥と楽しそうに2人で喋っとってん」
聖「2人で?」
翼「は?」
秋「ほんま?」
美「いや…別にたまたま会ったからちょっと喋っただけで…」
翼「ちょっと?」
翼が険しい顔で美弥を睨んだ
美「もう、だからーたまたま会ったの!てか、何でそんな怒ってんの?」
翼「怒ってへん!!」
拓「何や、お前焼きもちか」
波「翼、やきもち〜」
翼「ちゃうわ!!!!美弥、お前わかってんのか?!あいつらはライバルやで!」
美「だから何?」
翼「お前はスパイか!?ライバルとなんで仲良くするねん!」
美「……」
聖「言うてること無茶苦茶やで!美弥に謝れ」
拓「お前な、やきもちを怒りに変えんなや」
翼「ちゃうわ!もう美弥なんか知らん!!」
翼は勢いよく体育館を出て行った
猛「ごめん…俺余計なこと…」
美「ええよ、別に」
拓「やきもちやな、あれは」
美「もう〜偶然会っただけやのに」
波「でも…昨日の美弥、いつもらしくなかった」
波音が呟いた言葉に皆黙った