奈緒美は浅井を待っていた。初対面で外で会うなど無い事だがなぜか心がはずんでいた。
「待たせてすいません」浅井が入ってきた「打合せが長引きまして」「今日は何の取材ですか?」「現代の女性の行き方とか、仕事や恋愛感を聞かせてもらえたら、すいません…でも奈緒美さんなら協力してくれそうな気がしまして」「私なんて参考にならないわよ。何をしても中途半端だし、」奈緒美はglassを飲み干した「いい年して彼氏もいないし結婚もしたいのかしたくないかわからないの。ゴメンなさい愚痴って」「いいんです、奈緒美さん素敵なのにな」「うまいわね〜これでも人並みに恋愛してきたんだけど二股かけられてて、結局振られた!これも運命と思って諦めたわ」奈緒美はため息をついた「僕は運命ってなんだか諦めに似た逃げの言葉に聞こえるけど本当は諦めずに前向きに進んだ者だけがチャンスを手にする事ができる意味で大切なことは運命の道だと思うんです。どこへ進むかは自分次第じゃないかって!それに僕は運命に感謝してます!奈緒美さんという素敵な人を僕に出会わせてくれましたから」奈緒美はふと浅井をみつめながら心が溶けていった…何も知らずに…