春
私も高校生。
高校はあの見学であっさり決めた。
都立日野学園高等学校
私には少しハードルが高かったけど、頑張った。
クラス発表の表を見て私は6組ある中の1組になった。
1組の教室に入るとほとんどもうグループが出来ていて、いずらかったから廊下に出て窓から外を見ていた。
「ねぇねぇ!新入生だよね?ウチ生原 ほのか!同中の子いないから1人なんだ〜」
『え…』
「あ!ごめんね。一人でうろうろしてるからウチと同じかと思っちゃって…友達待ってたりした?」
『ううん。』
「じゃあ、一緒にいよ〜」
『え…うん…』
「名前は?」
『藤代 悠紀』
「悠紀ね。よろしく!」
『うん…』
この人…信じていいのかな?
また裏切られるんじゃないかな?
とりあえず一緒にいてみるか。
「悠紀〜何部入るの?ウチね〜吹奏楽部やってたから吹奏楽部入りたいんだぁ!」
『私も吹部!』
「まじ!?楽器何?ウチホルン〜」
『私はトロンボ-ンだよ。』
「トロンボ-ンかぁ…一緒に見学しに行こうね!
この学校の吹部コンク-ルで金賞取ってて強いじゃん?だからここ選んだんだぁ♪」
『私もそんな感じだよ。』
「やっぱ?音楽はいいよね〜」
『うん★』
生原 ほのか(15)
吹奏楽部ホルン担当
私に最初に声をかけた人