波「もうっせえちゃんはあかんわ!…あれ?美弥達何してんねんやろ?」
波音が体育館までたどり着くと入り口で美弥と光希がつっ立ったまま中を覗いていた
波「中入らんの〜?」
美「ああ波音。それがさ、見て」
波音も中を覗くと秋奈があのピアノを楽しげに弾いている。そしてその音色に合わせるように慶太郎がドラムを叩き笑い合っていた。
光「…笑ってる」
美「ん?慶太郎が??そりゃ笑うやろ」
光「ううん。そうじゃなくて…今日は朝から全然笑ってへんかったのにな…って」
美「ふうん…なんでやろな。」
波「もう!なんか練習しにくいやんっ」
波音はむすっとするとずかずかと体育館に入って行った。
波「しゅ〜りょ〜っ!!!!」
慶「?」
秋「あれ、はーちゃん。どうしたん?そんなに怒って」
波「べつに〜!」
やがて聖二、少し遅れて拓朗と猛も来た。
聖「何してんの?」
美「ああ、聖二」
波「せえちゃん!さっきの続き!あわせよー!!!」
聖「そうしたいねんけど、翼が…」
拓「あいつ、どこ行ったんや、ほんまに…」
美「探してくるわ」
聖「ええやん、ほっときいや」
しかし美弥は体育館を出ると走って行った