野獣の終焉(2)

さんちゃん&桃子  2010-01-15投稿
閲覧数[618] 良い投票[0] 悪い投票[0]


野獣の反撃に備え
野獣とは一定の距離をとった

近距離は危険


近くで胸ぐらを掴んで
喧嘩開始なんて
映画の中だけの話


野獣は私の方を見て
不適に愛嬌のある顔で微笑んだ


私も自然と笑みが溢れた

「立てよ!飲みに行こう」



野獣とは不思議なもので瞬時に心が通った



飲み
野獣のプロフィールを掌握した

ボクシングとバスケットの経験者

反社会勢力の御曹司…



「で…なんで大学に来たの?」と私は尋ねた


野獣は沖田という名前だった

沖田は答えた

「親が今時の組織は大学位でてなければ・と言うもんですから」


沖田は一応
顔面を蹴り上げた
私を先輩として敬語らしい言葉を使っていた


私は沖田に提案した

「沖田は強いね!俺と一緒に殴り合ったら毎日楽しいよ」

私が幹部の体育会系の
拳法部に誘った



沖田は嬉しそうだった
「えー毎日先輩と殴り合いできるんですか」


私は拳法という競技を細かく教えだした

殴ってよし
蹴ってよし
投げてよし
なかり制約の少ない
格闘技で練習はひたすらスパーリング



沖田はワクワクしてるようだ



次の日から
沖田は練習に来た

ボクシングで鍛えたパンチと天性の運動神経に加え野獣のような闘争本能\r

…これは桁外れの人材…
当時のチームは強く
全国でも入賞が期待できたが

格闘技では素人同然の沖田だがの練習相手は
レギュラークラスでないと無理だった



いや私だって
次年度に全日本個人で四位になり
しばらく警察の逮捕術の指導員までしたが

沖田に格闘を教え込んだ上で喧嘩したら
まず勝てないと思った


つまり四年後に
喧嘩で機動隊が相手でもブチのめす男を鍛えようとしていた


反社会勢力の後継に
更に狂暴な血を伝授する恐ろしさを
10年後に
知ることになるが


しばらくは仲良く
遊んだ二人について書こうと思う

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 さんちゃん&桃子 」さんの小説

もっと見る

ノンジャンルの新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ