うるさい洋楽響く車内
表情のない君
窓の月が震えてる
話す言葉が見つからない
2人で過ごすことに
きっと何の意味もない
口の端から流れる溜息
隠せない
「好きじゃないんでしょ」
簡単に言えたら悩まない
片道しかないこの想い
シャボン玉みたいに
弾けて消えてしまえば良い
その服装
誰の好みか知ってる
その煙草も
あの娘と同じの
ピンクの灰皿も
あの娘と選んだ……
窓の月が雲に消えて
窓の私が泣いてる
涙が枯れるまで
どうか私を思い出さないで