何だろう…
この、コントローラーを両手で持った時の
湧き上がる勇気!
オオオ…
負ける気がしない
僕は、生まれカワる!
ハハ、ハハハハハハ
もう妻の恐怖支配に従うことはないのだ!
ヤッテやるぞ
「おい!典子!」
「人を呼び捨てするな」
げしっ
「……痛くないぞ。もう僕は、昨日までとは違うんだ!」
「何が違うって?
そのコントローラーで、私を殴るのかしらね」
げしっげしっ
「二度も…くそっ、僕の必殺攻撃をくらえっ!」←←↑→☆○□…
「コントローラーばかり見ないで、私の目をみろ」
げしっげしっげしっ
「ぐっ、
コマンドを、キャンセルされた…だがっ!
↑←→↑○○□☆○……↑↑↑←↑←□□○
よしっ入力成功!
奥義!加速タートルキック!!!」
「片足で立って何してんのよ……」
「技発動まで2…1…ゼロ!うりゃああああ」
「ぐ…あら?鼻血が…」
「ど…どおおおだああ!もう、お前の言うことなんて…」
「ふん、そういう事か。貸せっ」
あっ…
僕のコントローラーを
取らないで…
「私の奥義見せてやる」○
…全身打撲
「こんな物あるからダメなのよ、アンタは」
えっ、それを…
片手で握り潰せるの?
「ほれ、買い物に行ってきな」
はーい
いってきまーす