連続惨殺事件…路地裏、海、川、公園、この町全体で惨殺された死体が発見されると言う。
明人『君は多分その事件の被害者だ』
洋平『つまりはあんたは目的があって俺を拾ったと?』
目的が無くても拾えよ、そして助けろよ。人として。
明人『君なら犯人の顔を見ていると思ったんだが…記憶がないんじゃあねぇ』
洋平『でも記憶はいつか戻るんでしょう?』
戻らなきゃ俺が困る。
明人『あぁ多分戻るだろうね』
多分だとコラ
明人『まぁ記憶が戻るまでうちで面倒みてやるから、そう怒りなさんな』
洋平『そりゃ…ありがたいが…なんでったってあんたはその犯人を探してるんですか?』
明人『それはねぇ…』
え?
コイツ…なんて目をしてやがんだよ…。
明人『連続惨殺事件の犯人は、私の妻を手にかけたんですよ』
洋平『え?』
あれ?この目、あいつと同じ目…
あれ?あいつって誰だ?あれ?あれ?
眼帯をつけている右目が疼きだした。
明人『私の妻、まだ首が見つかってないんですよ』
首が見つかってないって…
洋平『…そ、そうなんですか…』
怖い
明人『だから犯人を見つけて首のありかを聞き出した後…ぐっちゃぐちゃのミンチにしてやろうと思いましてねぇ』
その目…やめてくれ…
怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い
洋平『あ!…ぅうあああぁぁぁぁ!!!』