〜そして一年後〜
「お疲れ様でした!」
「明日もよろしくね!奈緒ちゃん!」ここ一年で奈緒美の売上は好調でママの機嫌が良かった
「聡は元気かな…」なんだか遠い昔に感じた。お店を出るとそこには懐かしい後ろ姿があった
「聡?どうしてここに!」「驚かせたくてルシアにいったら系列店にいると聞いて待っていたんだ!」「ただいま、奈緒美さん!いや、奈緒美…これから僕とふたりの道を一緒に歩いてくれる?」「う…ん」奈緒美は涙で声にならなかった。やがてデビュー作となる聡の小説が出版される頃、二人の祝福の鐘が響き渡った
〜END〜