YES 10

ゆう  2010-01-20投稿
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あゆの受験が終わってからのことだった。

あの時、私の中で何かが変わってしまった。

今まで、心に決めていた誓いさえ…。






「あゆ。試験おつかれ」
あゆの試験の翌日、登校してきたあゆに声を掛けた。

「カズ。ありがとー。あとは結果が出るのを待つのみ…だね」



……なんか、様子がおかしい。


「…どした?何か、あった?試験、難しかった…とか?」

「…試験は精一杯できたと思う」

「それなら、よかった」
「うん…」


でも、なぜだか引っかかる。あゆの態度…

私には、分かる。







忘れもしない昼休み。

あんたは、照れくさそうに私に言ったね。



「…カズ、私、試験会場でね、気になる人が…できた」


一瞬、息が止まりそうになった。

こんなこと、ずっと前から覚悟していた。

あゆとずっと友達として付き合っていくなら、こういう事、普通にあることだと…。



でも、実際あゆの口からその言葉を聞いて…

こんなにショックを受けるなんて…


自分でも想像していなかった。



続く



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