暗い夜道をただ、ひたすら車を走らせていた…。
進めば進むほど道は狭くなり対向車が来ると離合できない道だ…。
暫く走ると後ろから
救急車が走って来た…。
僕は車を寄せたかったが
あまりにも道が狭いため
広い場所を探し、
走り続けた…。
どのくらい走っただろうか…。
少し道幅が広がった所を
見つけた…。
車を寄せると
救急車も後方で寄せた…。
後ろには救急車だけではなく、パトカーもあった…。
何か?あったのか?
僕は車を降り救急車の方向を見ていたら
救急隊と警察が
山手の方へ登りはじめた。
森が生い茂っている為か、なかなか先には進めなさそうだった…。
僕はとても気になり後を追った…。
時間にしてどれくらいだろうか?
よくわからないまま救急隊の立ち止まっている場所に着いた…。
目の前には大きな巨木があり見上げると…。
僕が首を吊っていた…。