「ゆーうーきー」
『な、何?』
「あたし淀川 亜紀トロンボ-ン希望だから仲良くしてね★」
『本当?トロンボ-ンなんだぁ...頑張ろうね!』
同じ楽器って言うだけで親近感がわくなぁ...
結構普通に喋れるかも。
『あっ!』
「何なに?」
『え?あ…あの先輩…』
窓から外を見ていると、中庭の駐輪場を歩いているあかつ先輩が見えた。
「あの先輩って…あ。元生徒会長の?」
『うん。』
「え?何?好きなのぉ??」
『え!?そんなんじゃ…』
「みーんなー!悠紀ねぇ!元生徒会長の相川先輩が好きなんだって!!」
『え?ちょっと…;;』
「えー!そうなの?悠紀!!なんでウチには言ってくれなかったのぉ?
応援するからね★」
『え?まだ好きとかじゃないよ〜』
「隠さなくていいよ〜友達でしょ!」
『友達…?』
「そうだよ!ほら!!部活見学行こ〜〜」
友達かぁ…
淀川 亜紀(15)
吹奏楽部トロンボ-ン担当
同じ楽器の担当者