亜紀…あんなに簡単にみんなにバラスなんて…
でも、友達って言ってくれたこと嬉しかった。
信じるにはまだ時間がかかるけど、
ゆっくり相手を知っていけば、信じれるよね。
変わらなきゃ。
せっかく私の事を誰も知らない学校に来たんだから。
ここで生まれ変わらなくちゃ。
「あっ!ほら悠紀!!相川先輩だよ!」
『えっ!…本当だ…』
音楽室に入ると、トロンボ-ンを吹いているあかつ先輩がいた。
「カッコいいね★」
『えっ!?』
「大丈夫、大丈夫!悠紀の相川先輩とらないから〜」
『別に私のじゃないし!あかつ先輩彼女いるもん〜』
「まじ?でも頑張んなよ!悠紀!!」
『うん。ありがとう★』
ほのかがあかつ先輩の事カッコいいって言った事あんまり気にしてないつもりだったけど、やっぱりちょっと好きなのかな?って考えちゃった…
「じゃあ、今日はとりあえず新入生のために演奏をしたいと思います!」
「やった!演奏だって★」
『うん!』
日野学園の吹奏楽部の演奏はやっぱり上手かった。
一人一人が輝いてて、生き生きしてて、私が求めている音楽だった。
「自分が希望する楽器のパートリーダーの所まで来てください!」
「ホルン〜」
「あっ!ホルンだって。行ってくるね!」
『うん。』
「トロンボ-ン!」
「トロンボ-ンだって。悠紀行こう!」
『うん★』