永久に§9§

夏姫  2010-01-27投稿
閲覧数[525] 良い投票[0] 悪い投票[0]

サイと連絡をとらなくなってから3日目。

寂しくないと言えば、嘘になる。

でも、どうしようもない事なんだ。

実は、昨日メールをした。

返事は来なかった。

連絡が来ると思って、ずっと待ってた。

結局来なくて、私は泣きそうになった。

夜もあまり眠れず、夢の世界に入ったり、現実の世界に戻ったりを繰り返した。

朝起きると、私の目は腫れ、顔はむくんでいた。

――恋は盲目という。

その言葉は本当だと思う。

昔の私なら、決して誰かに恋い焦がれるような事はしなかっただろう。

誰かを想って毎夜泣く事は無かっただろう。

――私は、一体どうしてしまったんだろう。

私は、自分が、分からない。

誰かに助けてもらいたくて

誰かに聞いてもらいたくて

誰かにずっと

愛してもらいたかった

だからこそ、サイに会いたいと願った。

だからこそ、サイに好きと言って欲しかった。


――だからこそ、私はサイを愛していた。


『ねぇ、サイ。

あなたは、私を愛してると言ってくれない。

直接も、間接も。

私はどうしたらいいのだろう。

何度泣いても分からない。


こんなにも、あなたを愛してるのに。』

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 夏姫 」さんの小説

もっと見る

恋愛の新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ