しばらく見学をしていて空も暗くなってきた頃━…
「もう5時だから一年生は下校の時間だよ。
よかったらまた明日も見学に来てね!」
「はい。また明日も来ます★」
『来ます!』
「じゃあ、バイバイ♪」
「『さようなら〜』」
私達は先輩達に手をふって階段を降りて下駄箱に向かった。
『あかつ先輩カッコ良かった…』
「藤崎先輩もカッコ良かった★」
『トロンボ-ンの先輩ってカッコいいね!』
「本当だね♪ボーンパート最高じゃん!笑」
私達が楽しく会話をしていると、下駄箱の所にほのか達がいた。
「悠紀〜〜どうだった?」
『あかつ先輩カッコ良かったぁ!』
「おいおいあかつ先輩しか見てないのかよ!笑」
「悠紀ったら〜」
『でも、亜紀だって那智先輩ばっか見てたんだよ!』
「あっ!悠紀言っちゃダメだよ!」
「亜紀まで〜もう!みんな早いなぁ…
ウチも早くいい人見つけよ〜」
なんか、いい感じ。
今楽しい★凄く生きてる感じがする!
私が求めてたのはこの感じだよ!
「悠紀〜方向一緒だから一緒に帰ろ〜ウチもチャリだし★」
『うん。亜紀はバスなんだよね?』
「うんバス〜」
『じゃあ、また明日ね!』
「うん。バイバイ!」