「はいっ！」
授業中すぐ前の席のほのかから手紙が回ってきた。
【やっほ★
聞いてよゆうき！
バイト先で彼氏できちゃった！】
『まじかよっ！』
「どうした〜藤代〜」
『…何でもないよ★』
「ちゃんと授業受けろ！」
『あーい…』
私はすぐ返事を書いた。
【まじかよ！聞かせろよ〜♪♪】
【なんか、一目惚れされちゃった★】
【いいなぁ〜
この幸せ者めが！】
【詳しいことはまた後で話すよ♪♪】
ほのかに彼氏…
いいなぁ…
なんか取り残された感MAXだわ〜
ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ…
ガタッ
ほのかはチャイムがなるとすぐ後ろを向いて喋りこみ体制に入った。
『で？』
「亜紀も呼んで〜」
『淀川〜呼び出しだ〜』
「キャーこわーい！笑」
「真面目に〜」
『こいつ彼氏出来たらしいっすよ！』
「まじっすか！詳しく聞かせてもらおうじゃん！」
「なんか、バイト先の３つ上の凉先輩に一目惚れしたって告白されたの！
で、まぁ付き合ってみようかと★」
『ノリですか!?』
「おいおい生原たのむよ〜」
「付き合って相手を知っていくうえで好きになるんです！」
『なんか大人だな〜ほのかは…』
「遠いところに行ってしまったね。」
「いやいやここにいますから！二人の方がどっかに行ってるよ…」
ほのかに彼氏が出来て、なんだかちょっとおいていかれた気分。
ま、私も頑張るけど！
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