(仮)永遠の絆…最後の愛…11-2

月の狼  2010-01-30投稿
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徹「天気がいいらしいから星でも見ながら、ゆっくりドライブなんて、どうかと思って。」

真理「素敵!分かった。なんとか今晩に出れるようにするわ。で、何時にする?」

徹「そうだなぁ、20時にしよう。それで、どこかで食事しながら行こう。」

真理「分かったわ。」

徹「じゃあ、いつものバス停で。」

電話を切った真理は 丈 に何て言おうかと迷っていた。
そこに、また携帯電話が鳴った。
丈 からだった。
ビックリしながら電話に出た。

丈「もう、ご飯は食べた?」

時計を見ると12時40分だった。

真理「まだ、これからよ。お昼休みに電話してくるなんて珍しいわね。」

丈「そうだね。」

丈 は、まさかリストラされたなんて言えなかった。

真理「どうしたの?」

丈「あっ、いや、明日は旅行だったね?」

真理「うん。そうだけど、そうそう、それなんだけど…」

真理が話してる途中で 丈 は遮った。

丈「今夜は、かなり遅くなりそうなんだ。」

真理「遅くなる?何時頃?」

丈「分からない。」

真理「そうなの?それじゃあ私、友達と夕飯を食べに行ってきてもいい?」

丈「友達?」

真理「うん。明日、旅行に行く友達となんだけど」」

丈「それなら夕飯を食べて、そのまま旅行に行ってもいいんじゃないか?」

真理「それもそうね。友達に話してみるわ。」

丈「その方が楽だろ。」

真理「分かったわ。夕飯は作っておくから。」

丈「いいよ、いいよ。遅くなるから食べて帰るよ。旅行、気をつけて。」

真理「有り難う。」

真理はホッとしながら電話を切った。



つづく



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