碧 29

 2010-01-30投稿
閲覧数[292] 良い投票[0] 悪い投票[0]

足速に高峰智は歩いていった。

「ちょっと待ってよ…」

あたしは人込みに1人入っていった高峰智に追い付こうと必死にあとを追う。

しかしたくさんの人でなかなかそばによる事が出来なかった。

「待ちなさいよ、高峰智!」
あたしの声は人込みに消えていった。


―やば…

そう思った時にはもう前に高峰智はいなかった。


「嘘…どうしよ…」

もう7時。
辺りは真っ暗でここがどこかすらも分からなかった。

「迷子…?」

あたしはその場に立ち尽くした。

「携帯…」

そうだ、携帯!
あたしは高峰智の電話番号を知らなかったので、香菜に電話をかける。

―プルルル…

早く出てー…

―プツ、ツーツーツー…

…は?

切れた。
繋がって数秒で切れた。
なんで?!


―その頃―\r
「あれ?電話は?」
「あー、良いんです良いんです!」

今愛美から電話が来たけどわざと切った。

だって邪魔しちゃ悪いしね?

あー、香菜ちゃんてば、なんて優しいんでしょう!

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 瞳 」さんの小説

もっと見る

恋愛の新着小説

もっと見る

[PR]
小倉優子プロデユース
画期的なパウダー♪


▲ページトップ