air 26

182  2006-08-17投稿
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クエイドはレイも初めて来たらしく、4人は街の中をキョロキョロしながら歩いていた。  いろんな種族が街を歩いている、小型の飛空艇が飛び回っていてとてもにぎやかな国だ。  「お前らちょっとついて来い。」  ローはそう言って店の中に入ろうとした。  「ちょ、ちょっと待てよ。何しに行くつもりだよ?」  ハウィーはローを呼び止めた。  「はぁ…お前らそんな装備でレブルアに行くつもりだったのか?そんなんじゃすぐに殺されるぞ。」  ローは大きなため息をついた。  「金は心配すんな。それと4人にあった武器を選んでやるから。」  そう言ってローとゼスは店に入っていった。  レックス達も仕方なく店に入っていった。  店の中にはいろいろな武器や防具がきれいに並べられている。  「おい、レックス。」  ローが店の奥からレックスを呼んだ。  「お前、これどうだ?」  ローはレックスに1本の剣を渡した。  レックスが持っていた護身用の剣とは違い長く、少し青みがかった銀色でとてもきれいな剣だった。  「でも…これ高いんじゃ…。」  「金の心配はすんなって言ったろ?どうだ気にいったか?」  「うん、初めてだよこんな本格的な剣を持つの…。」  そう言ってレックスはしばらく剣を眺めていた。  「ハウィー、お前のはこれだ。」  ローはハウィーに剣を渡した。  ハウィーの剣はレックスの剣より重く少し長めだ。  「その剣は力で押し切るタイプだ。まぁなんとなくお前にあってる気がしたからそれにしたんだけど、どうだ?」  「なんか…このずっしり感がいいよ!ありがとな!」  ハウィーは嬉しそうに剣を鞘から抜き小さな子供のように喜んだ。  「レイはその剣で十分だよ。このへんじゃ結構高値で売れるんだよなぁその剣。あとは……フィーか…剣は持てそうにないしな…」  ローはあごに手をあて考えだした。  「ん〜…とりあえず護身用にダガーでいいか。」  ローは並べてあるダガーを手に取るとフィーに渡した。  「…あ、ありがとうございます。」  フィーはダガーを受け取るとそれを不思議そうに眺めた。



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