母はいつでも
貴方のことを
想っています。
天国でいつか
一緒に手をつなぐ時
二人はまた
結ばれるのですね。
その時は神様、
どうか迷わぬように
二人を逢わせてください。
廊下にある
父の遺影を
見れないとき、
私は一生懸命がんばってますか?
今の自分を創ったのは
昔の私だから
嘆いてはいけないですね。
今を生きるから
嘘をついてはいけないですね。
自分が本当に
生きているかどうか
自分に嘘はつけないですね。
今日は父の墓に
好きだったタバコとビールを
供えてきました。
風はまだまだ寒いけど
悩んだ末にビールにしました。
父の分と私の分。
一度、一緒に飲みたかったけど、
叶わぬままになっていたから
二人分のビールを
持っていきました。
煙草の煙を燻らせて
強い風に吹かれて瞼を見る。
本当の瞳は
常に瞼を見続けている。
誰が添えてくれたか
わからない花が
私より先に
墓に手向けられていましたね。
沢山の人に愛されたのは
貴方が沢山の人を
大切にしたから
私もいつか
貴方のように思い出して
もらえるようになりたい。
人の記憶に残るなら
ゼロか百かと思っていたけど、
ゼロはいつまで足し続けても
限りなく1に近いゼロのままだから
私は1になれるように、
たった一人にでも
唯一の1であるように 。
貴方が愛したすべての愛と
貴方が残したすべての愛を
消えないように
言葉を交わそう
貴方が愛したすべての愛と
貴方が残したすべての愛を
解けぬように
言葉を交わそう
いつの日か
家族がまた
家族になれますように
百年も
千年も
一万年も
大切な人と共に歩めるように