この物語は伝説であってそうではない物語。
誰の中にでもあることの物語。
主人公は12歳の女の子。
名前をトーコと言う。
トーコは12歳を迎えた朝に母に呼ばれた。
そして母はその日に亡くなった。
それは偶然か必然か。
トーコは悲しみにくれたことは話すまでもない。
母の最期の話となったことをトーコは繰り返し考えていた。
そんな日々が1ヶ月ほど続くと1人の美女がトーコを尋ねてきた。
そして美女は言いました。
「ここにいてはいけない。
一緒に行きましょう。」
トーコは何も言わず美女に付いて行くことに決めました。
それが母の言葉の1つだったから。